『ロドデノール』による白斑事故

化粧品メーカー・カネボウが美白化粧品を自主回収したという件、覚えていますか?

ロドデノールという成分が配合された美白化粧品を使ったことにより白斑が出たとして、2013年に回収されたという一件ですが、当時から今までの問い合わせはなんと22万件にも及ぶそうです。

美白は多くの女性の憧れ。

そのために基礎化粧品を使っているのに肌が美しくない状態になってしまうのは、とても悲しいことですよね。

どのくらいの人に、どんな症状が出たか
当時、ロドデノール配合の美白化粧品を使って白斑が出たという人は、カネボウの調査によると39件だったそうですが、自主回収の発表後には問い合わせが10万件、そのうち2250人の症状は見逃せないものだったようです。

人によって白斑の出方は違いますが、3か所以上の白斑、5㎝以上の白斑、顔に明らかな白斑、といういずれかの症状が出ていたとのことです。
当時このニュースが大きく取り上げられていた頃は、自分の使っている美白化粧品は大丈夫なの?と不安になったという方もいるのではないでしょうか?

私も、化粧品メーカーはカネボウではなく別の会社でしたが毎日美白化粧品を使っていたので、やはり少し不安に感じていました。

ロドデノールがなぜ白斑の原因になった?

カネボウはこの件から1年ほど経って、白斑の原因を発表しています。

それは、美白成分であるロドデノールが酵素と反応すると、色素細胞が減ってしまったり死んでしまい、その結果白斑となる可能性が高い、というものでした。

色素細胞の数が減ったり死んでしまうと、メラニン色素があまり作られなくなるか、もしくはゼロになります。

メラニン色素はシミの元、というイメージはありますが、なくなりすぎてしまうと逆に肌は紫外線に対して無防備になってしまうのです。
そうすると肌の奥まで紫外線が届いてしまい、そのダメージを強く受けてしまうことで白斑になるのではないか、ということのようです。

白斑は一生消えないわけではない?
ちなみに、日本皮膚学会が白斑で悩む方に後日談を聞いたところ、約7割が「改善してきている」と答えているそうですよ。

特に顔に出る白斑は目につきやすいですが、半永久的に残るというものではないのかもしれません。
というのも、肌はターンオーバーを繰り返しています。
細胞単位でダメージを受けた部分が回復するなど、細胞の生まれ変わりが少しずつでもうまくいけば、白斑も改善されるのです。

とはいえ、約7割が改善傾向にあっても、その他に「変化がない」、「悪化した」という回答をした方も少なからずいるのも事実なのです。
この違いはもしかしたら、細胞へのダメージの大きさの違いや、肌の生まれ変わりが若い人と比べて遅くなってしまう年配の方、ということもあるかもしれません。